横浜山手西洋館☆世界のクリスマス 2018 ② [横浜のクリスマス]

前回は違うお話を挟んじゃったけど、
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今回は、現在展示中の横浜山手西洋館『世界のクリスマス2018』の連載、その②です。

イギリス館、山手111番館を終えて、外国人墓地を横目に歩き、
お次に見学するのは、山手234番館。
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ええと、ここのテーマはイタリア。
現代のファッショナブルなイタリアのクリスマス、とのこと。
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どこか見たことがある食器だけどなあ。どこのだっけ?
各国の伝統的なクリスマスを見学していくつもりで歩いていたけど
そうか、それぞれの国の今、っていうのもあるよね。
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こういうの、なんていうんだっけ?
子供の頃、クリスマスに教会に行った時も、こういうのがあった気がする。

2階に上がるとどこからか花の香りが。
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窓の外の紅葉と、テーブルの真っ赤なバラと。
2階の食器は、少しカジュアルな感じね…
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あ、ジノリ!そっか、1階にあったのもジノリだ。

でも、濃厚に香っているのはバラの香りじゃないんだよねぇ…と、思ってたら
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納得。そうそう、カサブランカの香りです。
深紅のバラ(マグダラのマリア)と純白のユリ(聖母マリア)、
2人のマリアを象徴する花に彩られた、234番館だったのでした。

お次はお向かいのエリスマン邸。
テーマはモナコ公国。
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モナコ公国って、ちっちゃい国だけどラグジュアリーな…とか、
公妃グレース ケリーの美しい姿、、とか、断片的なイメージしかなかったけど…
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これはフガスクッキーという、モナコの伝統的なクリスマスの食べ物だそう。
アニスとオレンジの蕾で香りづけしたお水を使って作るのだそうで
女の子にはお人形の形、男の子には雄鶏の形に作るんだって。
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こっちは『クリスマスのパン』。(ピントが全然合ってないけど[たらーっ(汗)]
現地語では『U Pan de Natale』だそうだけど、読み方がわからない・・・。
昔、各家に窯がなかったころ、
週に一度、共同の窯で日持ちのする固いパンを焼いていたのだそうですが、
クリスマスイブにだけ焼くこのパンは柔らかく、特別なパンだったのだそうです。
パンの上に並んでいる十字架形に並ぶナッツは、一家の信仰心を示しているんだとか。
食べる時は代表者がパンを祝福し、来福を祈るのだそうです。

洋館にはサンルームがある建物が多い。
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光が透けて、素敵な飾り。
オレンジとかスパイスとかって、ヨーロッパではクリスマスを感じるものなんだろうな。


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