貝殻のうた [日々のこと]

もう、11月も終わりである。
秋は深まり、もはや最後の輝きを待つばかり。
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今月は「なんだかもう・・・」な、ひと月だった。

今思えば、そもそもの始まりは10月だったのだろう。
10月のネム夫は、出張続き。
最近の便利な交通事情のおかげ様で、あっちだ、こっちだと、日帰りで行ったり来たり。
広島の生もみじ饅頭に、
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仙台のずんだ、
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三重で赤福、
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ええと、この日はどこだっけ???
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「現地で土産を買う時間が無かったから、新横浜で神奈川土産を買っちゃった」とか言ってたな。
(美味しいよね、日影茶屋の大福…)

出張の合間には当然会社へ行き、忙しく通常業務と出張準備と後始末、
不在中の対応を委託するための予防策を講じているわけで
残業→遅い帰宅→早朝出発で出張!を日々繰り返し、疲れがたまったのだろう。
11月に入って、まずはネム夫が風邪をひき、
じみ~に寝不足を貯蓄していたネム妻が治りかけの夫から風邪を貰う、という、
なんとも最悪なひと月になってしまったのだった。

そんな我が家の11月だったのだけど、
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元気なタネリはお外をよーーーく観察したり、
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いたずらをして怒られたりしていた。(↑ 怒られて隠れるタネリ。見えてますよっ

私達も風邪と戦いつつ、秋の味覚を楽しんだり、
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病み上がりの夫が買ってきたお土産で、紅葉狩りを楽しませてもらったり、
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週末のお茶には事欠かないひと月でもあった。

月末には、夫の出張も妻の風邪も落ち着いてきて、通常運行に。
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出張だと、お弁当はいらないからねぇ。

そんな11月の終わり、ネム妻の母から素敵なものが届いた。
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母は1年半ほど前から陶芸をやり始めたのだけど、
タネリの食器が欲しいわぁ、とお願いしてたのが、届いたのだ。
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タネリ「これ、ぼくの?!」
そうだよ、
名前の由来になった宮沢賢治のお話のとおり、ミズバショウとカタクリが咲いてるよ[かわいい]

タネリ「こっちは、なあに?」
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 悲しきときは 貝殻鳴らそ。
 二つ合わせて 息吹をこめて。
 静かに鳴らそ、貝がらを…

新美南吉の詩から母が作った、貝の鈴。
去年の今頃は「でもね、鳴らないの」と言ってたんだけど、
何回も何回も工夫を重ねて
ここに届いた貝の鈴は、握って振ればからからと鳴る。

これは、タネリにはあげないよ。

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秋の週末 [日々のこと]

11月に入り、今年の秋もすっかり板についた感じになってきた。
日が深く入り込むようになったので、ベランダの鉢は窓辺近くに寄せている。
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ちょっと寒くもなってきたけど、晴れた日の気持ち良さときたら・・・!

10月終わりに植えたビオラは、どうやらちゃんと根付いた様子。
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ビオラの足元に埋めたムスカリの球根はすぐに芽を出し、すでにこんなに伸びてきている。
一緒に埋めたチューリップの球根はまだ沈黙を守っているけど、
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別の鉢に埋めた日本水仙は、小さく小さく、ほんのちょっぴり、芽をのぞかせている。

実はこの水仙の球根、某フリマアプリで購入したものなのだけど、
同じくフリマアプリでこんなのも買ってしまった。
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中国茶用の茶器で「飲杯」とか「茶杯」とかいうもの・・・要するにお茶を飲むためのもの。
学生時代から、たまに思い出したようにちまちまと買い足してきたのだけど、
今回のは、ひときわ小さいなあ(飲み口の直径が6センチほど)。
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これはもう、工夫茶用だろうな。聞香杯は持ってないけど。
*工夫茶=中国茶の入れ方(茶藝)のひとつ。お茶の種類ではない。
*聞香杯=お茶を飲む前に香りを嗅ぐためのもの。小さな縦長の茶杯だけど、これで飲んではいけない。あくまでも香りを聞くだけ。

新入りの歓迎会として、先週の週末は軽く飲茶をしてみた。
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そう、以前、棚ぼたで(?)手に入れた点心(→過去記事)を使って。
大量にいただいたけど、これで全部食べ終わったことになる。
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点心を食べている間は、今回も黒茶(ロッポウ茶)。
食後にじっくり、緑茶(南京雨花茶)を使って新入りをお試し。
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緑茶といっても、日本茶とは全く別物。
茶葉を蒸さずに炒ってあるそうで、香りがものすごく良いのだ。
日本茶の場合、高いお茶ほど低温で入れたりするが、中国茶は総じて高温で入れる。
日本茶は低温で味を楽しみ、中国茶は高温で香りを楽しむのだそうです。
新入りのメダカと金魚は、飲み口のカーブが心地よく、
薄くて軽くてとってもいい感じ。絵も可愛い。
飲み終わったあと、聞香杯代わりにくんくん、香りを楽しんだりもした。

茶壷(=急須)はカボチャを使っちゃったけど、
新入りにもお茶にも、絶対にガラスの方が似合ってただろうなあ。
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次回はそうしよう。

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