八景島シーパラダイス② アクアミュージアムその2 [お出かけ]

八景島シーパラダイスアクアミュージアム第二弾です。
アクアミュージアムの4階ではイルカやアシカのショーをやっています。

白イルカは大きな身体に似合わず結構可愛い顔をしています。
白イルカ.jpg
白イルカに乗った調教師.jpg
ただやはり身体が大きいから人を頭で押しながらでもけっこうなスピードで泳いだりします。
調教師さんのバランス感覚もなかなか見事です。

お次はアシカのショーです。
ボールや投げ輪を使って器用に色々な技を決めていきます。
アシカボール.jpg
これ、現場で見た時は「ボール2段でバランスって凄い!」って思いましたが、
良く見るとボールとボールの間にズレ防止用の輪が入っていました。
まあそれでも凄い技と思います。アシカにとってこれは難易度高いのか低いのか良く判りませんが…

でも、調教師さん達の楽しいトークも含めて想像以上に完成されたショーでした。
調教師さん.jpg
アシカ輪投げ.jpg

その時、後ろの水槽に大きな影が!!
ジンベエ横切る.jpg
実はショーが行われているプールには世界最大の魚類ジンベエザメ2匹がいます。
ジンベエザメ.jpg
イルカやアシカがバッシャバシャしてる横で「我関せず。」という感じで悠々と泳いでいました。
ジンベエザメ&コバンザメ.jpg
コバンザメや黄色い小魚達を引き連れ貫禄の泳ぎです。
※この写真は3Fから撮ったものです。3Fからは水中からジンベエザメが見れます。

そしていよいよ真打!イルカ達のショーです。
広いプールを凄いスピードで縦横無尽に泳ぎ回り跳び回り見事な技を決めていく彼らを、
これまた見事なカメラテクニックで私が次々と写真にい納めていきます。
イルカ立ち泳ぎ.jpgイルカ逆立ち.jpgイルカジャンプ.jpg

えー、後半の「見事なカメラテクニックで私が…」は嘘です(^_^;)
何十枚と撮った内、まともに撮れたのは上の3枚のみでした。
あとはこんなのばかりでした。
イルカ撮影失敗1.jpg
イルカ撮影失敗2.jpg

最初は「メインの目的は水族館だし、イルカショーは空いてるからついでに見るか…」という感じでしたが、
なかなかに見応え充分のエンターテイメントでした。

八景島シーパラダイス① アクアミュージアムその1 [お出かけ]

この日は「水族館を楽しもう」がテーマだったので、まず目指すはアクアミュ-ジアムです。
アクアミュージアムは、シーパラダイスに3つある水族館の中で最も大きい水族館です。
入場して暫く進むと、ここ最大の目玉である”群れと輝きの魚達(と言う名前の水槽)”が見えてきます。
1階から3階までブチ抜きの大水槽で5万尾のイワシを初め、アジやサバの群れ、
アクセントとしてエイやサメやエンゼルフィッシュ等の合わせて30種6万尾の魚達が
水中の照明に照らされてキラキラ光りながら泳いでいます。
大水槽01.jpg
大水槽02.jpg
大水槽03.jpg
大水槽04.jpg
水槽内の魚達は色々な個所から噴出される水流によって行動をコントロールされてるようです。

ここでは1日に何回か”スーパーイワシイリュージョン”というのが行われています。
音楽と共にイワシとアジとサバの群れが水槽内を縦横無尽に素早く泳ぎ回り非常に幻想的です。
水槽内の水流を素早く効果的に切り替えることでこの幻想的な演出をしているようです。
イワシ達が忙しく泳ぎ回ってる中、サメやエイ等の他の魚達は全く普通に泳いでるのも愛嬌です。
大水槽05.jpg
大水槽06.jpg
大水槽07.jpg
大水槽08.jpg
この大水槽は1階から3階のどこからでも見れます。
私個人的には1階が最も綺麗かなと思います。

他にも色々綺麗な生き物達が展示されています。
イカの刺身.jpg
イカの水槽には…
イカの卵.jpg
卵がありました。
イカの卵の実物は初めて見ました。

ニシンの昆布巻き.jpg
これはニシンです。昆布と一緒に展示されています。
ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ正月かよ って思わずツッコミました。

なんか大水槽もイワシやアジやサバだったし、基本的に食える魚中心なのかな?

もちろん食べれない魚もたくさんいます。
ウツボ.jpg
ウツボに…
クラゲ01.jpg
クラゲ02.jpg
クラゲに…

クラゲは食べれますね (;´д`)

八景島 [お出かけ]

節電休暇は、サラリーマンの夫にとって貴重な平日休み。
どこに行っても混雑している日祭日や盆正月とは一味違います。

どうせならいつもは混んでるところに出掛けよう…ということで、
行き先は水族館に決定[手(チョキ)]
お留守番なの?.jpg
ええ、キミはもちろんお留守番ね。

JR京浜東北・根岸線の新杉田駅でシーサイドラインに乗り換え。
シーサイドラインは完全無人運転のモノレールですが
シーサイドライン.jpg
窓にレースのカーテンなんかがかかってて、なんだかのんびりムード。
とっても空いているのは、平日の真昼間だからかな?

降りたのは八景島駅。
海.jpg
八景島は、横浜市が作った人工島。
横浜港付近と違って、波打ち際があったり、浜辺の植物が生えていたりもします。
海2.jpg
海辺の植物.jpg
島は横浜市管轄の公園ですが、一部は民間に貸し付けられてテーマパークになっています。
駅前でソフトクリームなんか買っちゃって
ピーナツソフトと白桃ソフト.jpg
八景島へ.jpg
一路、八景島シーパラダイスへ!

駅からは10分足らず、橋を渡って見えてきたWELCOMEの文字。
ウェルカム!.jpg
ずんずん近づいて行くと、そこにはメリーゴーランドがありました。
休日ならもっと人が乗ってるんだろうなあ…
メリーゴーランド.jpg
ここはアトラクションもいっぱいあって、遊園地でもあるのですが、
私達の目的はただ一つ、
アクアミュージアム.jpg
三角屋根のアクアミュージアム!!

この日は風は強いけどとてもよく晴れていて、
そして嬉しい事にとてもとても涼しい日でした。
雲.jpg
青い空.jpg
その上、子どもたちは夏休みといえども大人は平日。
国内で5本の指に入る入場者数を誇るテーマパークだそうですが、並ばなければならないところはほぼ無し。
海の生き物を心ゆくまでじっくり観察できました。
ゴマフアザラシ.jpg
イワシとアジとサバ.jpg
こんなのを見ると、ダイビングにはまる人の気持ちがわかるような…。

たくさん撮った写真と感想は、また後日。

2011年花と器のハーモニー⑦山手111番館 [お出かけ]

牛歩で進めてきた横浜・山手西洋館『花と器のハーモニー』展レポートもいよいよ最終回。
やっとこさっとこ7館目、山手111番館です。
*ちなみに今までのレポートはコチラ…
①ブラフ18番館 → ②外交官の家 → ③ベーリックホール → ④エリスマン邸 → ⑤山手234番館⑥イギリス館
注:こちらのイベントは2011年6月12日に終了しております。

6館目イギリス館と111番館は港の見える丘公園内。
移動は公園を散歩しつつ、という事になります。
途中、こんな風景に癒されつつ…
この木なんの木?.jpg
外の花.jpg
ぼーっと座って噴水を眺めて休憩しちゃう[かわいい]
鼻から水.jpg
口から水.jpg
なんで…鼻から?口から?
よくある光景だけど、ふと「なんで?」と思うと面白いな~、噴水って。。。
なあんて、言ってないで
次は111番館.jpg
最後の111番館に向かいましょうか。

山手111番館のテーマは「Sensibility 光×花×器×箔」。
箔、花、空間、光のデザイナーさんやコーディネーターさん方4人のコラボです。
光+花+箔….jpg
入ってすぐに目に入るのが強烈な花の色と光。
枝影.jpg
床から光.jpg
シャクヤクとダリア.jpg
濃い世界を予感させます。。。

金箔を使った屏風や竹を使った展示…
箔の屏風.jpg
床置き.jpg
何人もの人が関わった展示だけど、ちゃんとまとまった感じになってました。
ここのグループはとても力が入っていて、HPも立ち上げていました。
(SensibilityのHPはこちら→

ダイニングも黒と金。
ダイニング.jpg
黒と金.jpg
薩摩切子.jpg
このグラスは薩摩切子。
写真ではわかりにくいけど、色ガラスとの境の切り口が少し滲んだ感じになっているのが特徴です。
上手に説明できないのですが…
江戸切子は江戸っ子らしく、シャープな切り口でシャキッとしてて硬質なイメージ、
薩摩切子は、少し有機的な…手作りなイメージ…かな。
漆色.jpg
このお皿、漆塗りのような黒が見どころだとか。
フランスのレイノー(RAYNAUD)というメーカーのものだそうです。
レイノーはリモージュ焼の窯だそうなのですが、リモージュ焼というと…
レイノー.jpg
こんなイメージなんだけど。。。

玄関脇の小さな部屋は、ピンク・ピンク・ピンク!!
ピンクピンクピンク!.jpg
現代のマリーアントワネット?.jpg
現代版マリー・アントワネットのお茶会のイメージなんですって。
目にも眩しいテーブルです。

********

さて、全部見終わったところで、ホッと一息。
港の見える丘公園の前の坂(谷戸坂)をダラダラ下って
いせ辰.jpg
いせ辰2.jpg
千代紙のいせ辰の横浜店。
コテコテと洋風なものを見続けた後に純和風な建物と千代紙を見てホッとしてしまうあたり、
やっぱり自分は日本人だな、と思ってしまう…。
版木.jpg
いせ辰1.jpg
店先でしばしのんびりしてしまったのでした。

2011年の花と器のハーモニーはこれでおしまい。
良く寝る猫.jpg
長々と失礼いたしました。
(この間、ネネムはちょびっと太りました[ダッシュ(走り出すさま)]

2011年花と器のハーモニー⑥イギリス館 [お出かけ]

一ヶ月前に終わった、横浜・山手西洋館『花と器のハーモニー』展のレポートをのろのろと。
今回は6館目、横浜市イギリス館です。
*ちなみに今までのレポートはコチラ…
①ブラフ18番館 → ②外交官の家 → ③ベーリックホール → ④エリスマン邸 → ⑤山手234番館

横浜イギリス館は元・英国総領事公邸で、なかなかモダンな建物です。
お庭側から見るとこんな感じ。
イギリス館.jpg
今もありそうなデザインじゃないでしょうか。
港の見える丘公園内に建っています。

234番館から公園に歩いて行く途中、山手十番館前にはこんなものも。
居留地界石.jpg
これは居留地境界石。
幕末から明治初頭頃は外国人の住む所は限定されていて
その境界に立てられた石なんだそうです。
なんでも明治32年(1899年)にこの制度が撤廃され、現存するのはたった5個。
しかも、当時の場所に置かれているものはない…
と、いうことなのでこれも展示されているものです。
(そのわりにほとんど誰も見てないんだけど[どんっ(衝撃)]

閑話休題。
イギリス館は山手洋館7館のなかで唯一土足OKな建物です。
玄関前ではワンちゃんがお出迎え。
門番犬.jpg
その向かいの寄せ植えときたら
ゴージャス!.jpg
八重のユリ.jpg
なんてゴージャスな鉢[exclamation×2]
八重のユリも初めて見ました。

入ってすぐにはこんな石像(?)が。
石像.jpg
館内にはこんな置物がちょいちょいあったのですが、これらは今回の出し物のひとつ。
横浜バラクライングリッシュガーデンからの借り物らしい。

ここのテーマは、「温故知新」。
天井.jpg
副題が「古写真とフラワーインスタレーションによる新しい横濱スタイル」(長い…)。
そもそもの写真発祥の地・イギリスと日本における写真術発祥の地・横浜。
そして、イギリスの花・バラと横浜の市花・バラ。
イギリスと横浜をつなぐこれら…写真とバラが核になる展示らしいです。

ここの展示は2階が中心です。
階段は吹き抜けで、踊り場の窓はとても高くて明るいです。
踊り場.jpg
手前につってある物は何かしら?と思っていたら…
鏡の床の間.jpg
登ってすぐの部屋は鏡の床に[ぴかぴか(新しい)]
とても綺麗だけど、テーマにそって考えると…
鏡の床.jpg
カメラの反射板?それともレフ板?

となりの寝室には素敵な食卓。
朝食?.jpg
素敵朝食.jpg
このイメージ、朝食でしょうか…。
なんかこの皿、すごく見おぼえがあるなあ…
タカラダのお皿.jpg
と、思ってたら、あとで思いだしました。
元町にあるTAKARADAという食器屋さんの定番シリーズでした。
〈横浜Before&Now〉というシリーズもので、横浜の今と昔の風景が描かれているものです。

となりの部屋には1930年代の横浜の写真館を再現したセットが。
1930年代のスタジオ.jpg
へぇぇ…と拝見しましたが、もう少し説明が欲しかったかな。
当時の衣装でも置いてあれば、もっと気分が盛り上がったかも。

そんなこんなでイギリス館はおしまい。

お☆ま☆け
ブログの更新をさぼってますが、我が家はすこぶる元気です。
夏の気配.jpg
ネネムは一日の大半を寝てるくせに、朝晩&おやつをがっちり食べております。
ここのところすごく暑いのですが、食欲は全然衰えないみたいです[グッド(上向き矢印)]

2011年花と器のハーモニー⑤山手234番館 [お出かけ]

横浜・山手西洋館にて開催された『花と器のハーモニー』展を一ヶ月遅れでレポート中[たらーっ(汗)]
今回は5館目、山手234番館です。
*ちなみに今までのレポートはコチラ…
①ブラフ18番館 → ②外交官の家 → ③ベーリックホール → ④エリスマン邸

入って最初の部屋は、どうやらパーティー中のようです。
234番館.jpg
テーブルの上は…
食卓.jpg
テーブルの敷物.jpg
木の輪切りが敷き詰めらている…[exclamation]
食器のほうはやや手抜き(失礼!)な感じですが、これは初めて[かわいい]
ベーリックホールの石といい、こういうのが流行りなのかしら?

さて、2階へ、と階段を登っていると
…ん?なんかいつもと違うなー…
偽窓.jpg
あれれ?踊り場の窓が増えてます[どんっ(衝撃)]
正体はコレ↓
プロジェクター.jpg
プロジェクターで窓を増やしてるゾ…[ひらめき]

さて、この部屋は最初の部屋の真上です。
窓の位置とかが一緒♪
234番館は元々アパートメントなので、同じ作りの部屋が真上に乗っているのです。
2階.jpg
この部屋は、シンプルな感じですね。
サボテンの盆栽.jpg
小さなサボテン園.jpg
サボテンの盆栽、可愛いな~。

部屋の奥にひっそりたたずむオルガン。
控えめな彫刻が素敵です。
山葉8号.jpg
山葉オルガン.jpg
オルガンのメダリオン.jpg
何よりも…『ヤマハ』が『山葉』だったことに驚き…!
子どもの頃はヤマハのピアノを弾き、ヤマハの音楽教室に通っていた私ですが、
全く知りませんでした[あせあせ(飛び散る汗)]

となりの部屋には、二人分の食卓の準備。
2階の食卓1.jpg
青の筒.jpg
水中花.jpg
窓際の水中花、ちょっと息苦しそうに見えてしまったのは
私の持つ、紫陽花への並々ならぬ関心のせいでしょうか。。。
2階の食卓.jpg
気になる光が見える奥へ進むと…
プロジェクターの蝶.jpg
壁に映された蝶が羽ばたいておりました。

******

さて、ひとつ前のエリスマン邸で休憩できなかった私達。。。
234番館のお隣の『えの木てい』で一休みしました。
えのき邸.jpg
大きなエノキの木の下のテラス席にも惹かれましたが、あえて中へ。
えのき邸ケーキ.jpg
えのき邸屋内.jpg
ここも他の洋館と同じく歴史的建造物のひとつです。
アンティーク家具がちりばめられた建物内も見どころありなのですが
お客さんが多くてほとんど撮れず…
よろしかったら、HPでごらんください♪→ *えの木ていHPはコチラ


2011年花と器のハーモニー④エリスマン邸 [お出かけ]

一ヶ月前、横浜・山手の7つの西洋館にて開催された『花と器のハーモニー』展。
横浜市が管理する大正~昭和初期に建てられた洋館を
それぞれデザイナーが花と器で演出するイベントのレポート第4弾です。
11年目の今年のテーマは『横浜Style~心に響く豊かな時間』。
久しぶりになってしまいましたが、7館全部を記録すべく再開します。。。
*ちなみに今までのレポートはコチラ…
①ブラフ18番館 → ②外交官の家 → ③ベーリックホール

ベーリックホールのすぐ隣りにあるエリスマン邸。
ここのテーマは「足元から変革した横濱オリエンタル」。
ええっと…[あせあせ(飛び散る汗)]
タイトルを聞いただけではわかりにくいので、パンフレットよりコンセプトを抜粋しますと…

西より流れ着いた様々な文化を、時に翻弄されつつも受け入れてきた日本
その中で育まれた日本特有の『間』は、およそ全ての物事、生活の中にある
今、この『間』というものを足元から見直してみたい…

とのことです。。。

何はともあれ、ここのテーマはオリエンタル。
エリスマン邸.jpg
ダイニングの窓枠には日本の木枠(?)がはめ込まれ、使われている器は有田焼が中心のもよう。
おそらく現代作家のものですが、なかなか斬新かつ大胆!
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中心に据えられてたお重のような入れ物とか急須などの小物は
ベトナム、韓国、中国あたりの東洋ミックスかな~。

こっちは応接間。
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こちらはさらにオリエンタルムードが満タンです。
個性的なお花が生けられたこの座卓(いや、小机?)、本来何に使うものなのでしょう?
面白い家具だなあ…[ひらめき]

さて、一番気になるのは何と言っても繰り返されるひし形です。
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各部屋、床もテーブルもこのひし形が敷き詰められています。
柄自体は箱根の寄木細工のイメージだそうなのですが、実はこれ、畳なのです。
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最近、色も形もいろんな畳が提案されているのは知っていましたが
実際に敷かれている空間を見たのは初めてです。
目も細かくて、イグサの畳とは違う全然違う床材(敷きもの)で、なかなか新鮮。
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入ってすぐのところにそびえていた特大のこけ玉も新鮮だわ…!

お花は少なかったけど、ちょっと独特の空間になっていたエリスマン邸。
いつもならここの喫茶室で「ちょっとお茶でも…」となるのですが
窓際の特等席が満席だったのでこの日は退散したのでした。

お*ま*け
暑くなってきたので床にへばりついている最近のネネム。
暑くてやってられません.jpg
床ひんやり.jpg
床でひんやり、涼をとっております。

北鎌倉の紫陽花・後篇 「東慶寺」  [お出かけ]

明月院をあとにして、道々、草花を愛でながら北鎌倉駅方面へ。
定家かずら.jpg
木に絡みついていたこの白い小花はテイカカズラ。

「定家」という能がある。
中世の歌人藤原定家と斎宮式子内親王の秘めた恋のお話…
死してなお、定家の想いは蔓となって式子の墓に絡みつき、式子の想いは雨となる
というお話で、梅雨の合間のこの日にこの花…ちょっと趣深いものがある。。。

そんな事をもやもやと考えながら、今年もお昼は『鉢の木』。
b鉢の木.jpg
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30分ほど外で待って、食べたのは入れ子膳。
d入れ子上段.jpg
蟹の煮凝り、湯葉刺し、蛸の酢の物…
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鶏の照り焼き、厚焼き玉子、小茄子、加賀太胡瓜、隠元の胡麻和え、生麩、蒲鉾、青梅甘露煮…
どれもこれも、きちん丁寧に作られてて美味しいです。
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アスパラと穴子のてんぷら。
アスパラはもとより、穴子!カラッとしてて美味しかった…!
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ちりめん山椒も有名です。
こういうものは基本的に関西の方が美味しいと思っていますが、ここのは特別。

いつもならこのまま帰るのですが、何故か今年は疲れてないね、ということで
道すがらの東慶寺に寄ることにしました。
何度も前を通っているにも関わらず、一度も入ったことがなかったし。
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入口から何だか良い予感。

階段を登りきったら、お庭を見ながら奥へ、奥へ…
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真っ白な柏葉紫陽花…
洋風なイメージが強かったのですが、ここでは違って見えてきます。
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i柏葉紫陽花.jpg
なんて精巧な…
ひとつひとつ薄紙で作られているかのよう。

ここは昔、男子禁制の尼寺で、幕府公認の縁切り寺だったのだそうです。
離婚の請求が男性にしか認められなかった時代、女達はここに駆け込んだのだとか。
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そのせいでしょうか。
草花までどことなく女性的なお寺です。

丸みを帯びた石仏に導かれ、
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まだまだ奥に続く道。。。
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切りたった山肌に咲く紫の花は岩タバコ。
水気を含んでとっても綺麗…

まだまだ奥に行ってみたいけど、手前に気になる風景がありました。
それは…
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p花菖蒲2.jpg
花菖蒲。
そう、明月院で見逃した花菖蒲がこんなところに。
奥にお茶席が見えたので、ひと休みすることにしました。
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花菖蒲を眺めながら、立礼席でお茶を。
写真で捉えることはできなかったのですが、菖蒲の上には数匹の白い蝶が舞い、
なんとも幻想的なひとときでした。
このお茶席は普段は一般に開かれておらず、菖蒲の時期と梅の時期の年2回だけなのだそうです。
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私達は今年最後の客だったようです。
帰りがけ、「また来年、お越しくださいね」と声をかけていただきました。

花の寺と呼ばれる東慶寺、
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o岩タバコ.jpg
来年からは恒例になるかもしれません。


北鎌倉の紫陽花・前篇 「明月院」 [お出かけ]

〈2011年花と器のハーモニー〉レポートは中断中。
時期モノを先に、ということで、今回と次回は北鎌倉へ…
(今回、写真たくさんになります…すみません。。。)

19日の日曜日、北鎌倉へ紫陽花を見に行ってきました。
この日のお天気は、紫陽花散歩には良さそうな湿気を含んだ曇り。
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前日に雨が降って、紫陽花見物にはうってつけでした。

最初の行き先は、例年通り紫陽花で有名な明月院。
そして…
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明月院といえば、姫紫陽花。
日本古来の紫陽花で、ここは意識的にこの青い姫紫陽花を集めてあります。
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背丈よりも高い紫陽花の洪水に圧倒されます。

あ…
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キリギリス!
なんて綺麗な緑なのでしょうか。
おや、これは…?
ロウバイの実.jpg
梅みたいな桃みたいな、不思議な実。
あとでロウバイの実とわかりました。
冬に咲く透き通った黄色い花のあとに、こんな面白い実がなるなんて…!

明月院は決して広い敷地ではないけれど、
紫陽花の迷路のような道すがらに、さまざまな風景に出合えるところが良いところ。

例えばこんなお地蔵様とか
ガラス玉とお地蔵さん.jpg
ガラスだま.jpg
やぐら.jpg
『やぐら』と呼ばれる横穴墳墓とか。
やぐらは鎌倉の随所にみられる中世の墳墓ですが、明月院のは鎌倉最大のもの。
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ここのやぐらは羅漢洞ともいわれます。

やぐらの向かい側にはこんなのも…
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井戸.jpg
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薄日が差して暖かくなった桧皮葺の屋根から、湯気が立ってる…。
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方丈(本堂)には有名な円窓。
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向こう側には花菖蒲の池があるらしいけど、今年も行かず。
いつか行くこともあるかしら。。。
その向かいには枯山水。
枯山水.jpg
奥の一番高い岩あたりが須弥山…ちゃんと築山もありますね。

広くはないけど竹林も。
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瓦.jpg
根元にこんなのがあって、知ってるはずなのに毎回びっくり。
たぶん、これは瓦のひとつだと思うんだけど…葺き替えたのかしらね?

どんなに人が多くても、なぜか心落ち着く明月院…
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今年も緑と紫陽花を堪能できて、大満足な明月院だったのでした。

2011年花と器のハーモニー③ベーリックホール [お出かけ]

〈2011年花と器のハーモニー〉第3弾です。

外交官の家を出て、住宅地をそぞろ歩き。
このあたりはお屋敷が多いし、私有の洋館も点在しており
途中の道もそれなりに楽しいです。
がっちり造り込んだ花達を鑑賞する合間、
散歩道途中のこんな花がとても魅力的だったりもするし
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カトリック山手教会.jpg
こういう立派な教会があるのもここら辺ならでは、かも。
この教会はカトリック山手教会といって、運が良く中を覗くとこんな感じ。
山手教会.jpg
結婚式などもよくやっているようですが、信者さんの行事も多いようです。
今回も何か集まりがあったようで、見れませんでした。
(内部写真は以前のものです。)

玄関横の、こぼれんばかりの真っ赤なバラに導かれ
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ベーリックホールのダイニングへ。
ここのテーマは「花あふれるおもてなし~イギリスの風をあなたに」。
ベーリックホールのダイニング.jpg
花.jpg
手作りガラス器.jpg
ガラス器はフュージング技法の手作りで、今回のために作ったものだとか。
そして気になるのはテーブルの表面…
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石が敷き詰めてあります!
「これならこぼしても気にならないわね」なんて声も聞こえましたが
ちょっと私は抵抗あるかも…
ミント.jpg
でも、ミントなどが植え付けてあるのは楽しそう[グッド(上向き矢印)]
ちょっとしたピクニック気分…いや、ガーデンパーティの雰囲気か…?
正面奥のマントルピースの上の小物や
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廃材の椅子.jpg
窓際の椅子も雰囲気出してます。
窓に枝がはめてあるのも面白いです。

玄関を挟んで逆側のホールでは、ブーケの講習中につき、写真は遠慮。
このホール、時々ピアノ演奏が行われているのですが
片隅におかれたピアノの上もさりげなくお花。
ピアノの上.jpg
ホール横.jpg
横のサンルームもこの日は飾ってありますね。
ちなみにこれは普段のサッパリしたサンルーム。
普段のサンルーム.jpg
座って来館者ノートをみたり、休憩したりできるので
私は時々休ませてもらってます。。。

赤じゅうたんの階段を上って
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子ども部屋。
読みかけの絵本に挟まれたバラの花…
水はどうなっているんだろう?なんて、無粋なことを考えてはいけません。
当主の部屋の落ち着いた雰囲気に
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優しげな奥方様の寝室。
まるで洋書のワンシーンのよう。

イギリスの風は、届きましたでしょうか?
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ベーリックホールはこれでおしまい。