上村松園展 [お出かけ]
東京・竹橋の国立近代美術館でやっている「上村松園展」へ行ってきました。
前期・後期に分かれており、来週末で前期は終わってしまいます。
来週は休日があったりでめんどくさいし、どちらかといえば前期の方が観たい…
と、いうわけで、以前この展覧会を話題に出していた母を誘って行ってきました。
私が前期にこだわった理由はこのパンフレットの「焔」という絵です。
松園の絵の中では異質な絵で、本人も後々、「なぜ描いたのか」と言ったという絵。
謡曲「葵の上」に想を得て、源氏物語に登場する六条御息所の生霊を描いたものです。
本物の前に立つと、印刷物では感じ取れないものすごい迫力があります。
もちろん、構図・色を含めた構成の巧さ、技術的な素晴らしさ、格調高さは言うまでもありませんが、
苦しみ抜いて魂が抜けるまで描いた結果の、ゾッとする美しさがある絵です。
今回の展覧会は年齢を順に追っていく構成でした。
昔見たときには絵の美しさに圧倒されて気付かなかったこと…
歳と共に研ぎ澄まされ、苦しみ、円熟を迎える松園の世界が垣間見えた気がしました。
焔を描いた松園の歳に近づきつつある私、円熟期の母…
母娘二人で行ったことも良かったのかもしれません。
前期・後期に分かれており、来週末で前期は終わってしまいます。
来週は休日があったりでめんどくさいし、どちらかといえば前期の方が観たい…
と、いうわけで、以前この展覧会を話題に出していた母を誘って行ってきました。
私が前期にこだわった理由はこのパンフレットの「焔」という絵です。
松園の絵の中では異質な絵で、本人も後々、「なぜ描いたのか」と言ったという絵。
謡曲「葵の上」に想を得て、源氏物語に登場する六条御息所の生霊を描いたものです。
本物の前に立つと、印刷物では感じ取れないものすごい迫力があります。
もちろん、構図・色を含めた構成の巧さ、技術的な素晴らしさ、格調高さは言うまでもありませんが、
苦しみ抜いて魂が抜けるまで描いた結果の、ゾッとする美しさがある絵です。
今回の展覧会は年齢を順に追っていく構成でした。
昔見たときには絵の美しさに圧倒されて気付かなかったこと…
歳と共に研ぎ澄まされ、苦しみ、円熟を迎える松園の世界が垣間見えた気がしました。
焔を描いた松園の歳に近づきつつある私、円熟期の母…
母娘二人で行ったことも良かったのかもしれません。
2010-09-17 16:23
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